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裂肛について

1.肛門管
怪我をすると治りにくい、しかもとても痛い場所。
肛門管は歯状線から手前、肛門縁までの2cmの部分はで、その表面を覆う肛門管上皮は伸展性が無く、肛門管にはその人の足の親指程度の太さのものがようやく通る程度であるといわれます。
肛門管上皮の血流は比較的乏しく、そのためそこにできた傷は治りにくい傾向に有ります。
また、痛みに対しても敏感な場所です。

こんな病気

肛門管上皮の裂け
肛門上皮に裂けができたものが裂孔です。
便秘により太く硬くなった便を無理に排泄する時にできる事が多いです。

こんな症状

排便時の激しい痛み
痛みに敏感な部分が裂ける事により、便を排出する時はその傷が再び引っ張られる事で強い痛みが起こります。
そればかりか、排便時の痛みはその後肛門括約筋の攣縮を引き起こし、排便後もジンジンと数十分から1時間程度の傷みが続く事があります。

肛門ポリープ、肛門皮膚垂
裂孔が慢性化すると繰り返す炎症で歯状線の乳頭部分は肥大し肛門ポリープとなります。
裂孔によってできた肛門皮膚垂は繰り返す炎症で肥大してきます。時に肥大した肛門ポリープや皮膚垂は今度はそれ自身が原因となって裂孔を再発させる事も有ります。

症状:出血

もともと血流量の少ない部位ですので出血は「拭いた紙に線の様につく程度」である事が多いですが、
時にたまたま血流の多い部分が切れた場合には、出血量が多く「便器の水が赤く染まる」程の多量の出血がある場合も有ります。

 


排便時の痛みを和らげた上で、裂孔部分の創の治癒を促す事が治療の考え方で内服薬や、注入軟膏を使用します。

保存的治療

酸化マグネシウムなどの下剤で便を柔らかくする事で、排便時の裂孔部の安静化を図ります。
これにより裂孔の痛みの原因が軽減されます。
その上で鎮痛剤で痛みを和らげ、他の内服薬や注入軟膏で裂孔部の創傷治癒を促します。

手術療法

肛門ポリープや皮膚垂などの付属病変を併発したり、肛門狭窄が高度な場合、手術を行っております。
当院では裂孔部分を付属病変と一緒に切り取り、括約筋を広げる操作の後縫合し減張切開を加えるSSG法を行っております。

痔の処置・手術の比較について -裂肛(切れ痔)-
切れ痔の手術法
手術法 どんな手術法?
用手肛門拡張術
  • 対象~肛門痛が治らない人、肛門管が狭く感じている人。
  • 仙骨麻酔後に肛門管に指を入れ、前後左右と括約筋を拡張する方法。
内肛門括約筋側方
切開術(LSIS)
  • 適応~軽度の肛門狭窄が治癒の妨げになる。
  • 肛門の側方で、肛門管には手術創を作らずに肛門の縁を少し切開します。そこから内括約筋を浅く切って肛門を適度な大きさに調節する。
皮膚弁移動術
(SSG)
  • 慢性的な裂肛な為に、肛門狭窄が進んでしまった時に行われる。
  • 慢性潰瘍が古く硬くなった部分を取り除き、内括約筋の一部を切開して肛門を広げる。切り取った部分に肛門の外の皮膚を移動させて、肛門管の上皮の一部とするもの。
藤家クリニック06-6499-0884
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〒661-0976
兵庫県尼崎市潮江3丁目18-20

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