診療関係

2013年6月18日 火曜日

食物繊維って?



 


大きなウンコは小さな病院。
 小さなウンコは大きな病院。


とは左の方、イギリスのD.P.バーキット博士の言葉

「バーキットリンパ腫の研究」

「食物繊維の研究」

の2つの大きな業績があります。

 



今回の話題は②の食物繊維の話。

バーキット博士は、アフリカに20年以上住み、アフリカ人の治療に携わってきました。
そこで気づいたのは、アフリカの農民は大腸がんなどの大腸の病気が少ないことでした。

そこでアフリカの農民とイギリス人の学生の
① 排便の量
 
② 食べてから便となって排泄されるまでの時間(消化管通過時間)


を測定したところ
①については
 アフリカの農民:1日平均470g
 イギリス人の学生:1日平均104g
②については
 アフリカの農民:平均36時間
 イギリス人の学生:平均73時間

イギリス人の学生は、アフリカの農民の約2倍にあたる73時間も便を
大腸に貯めていることが分かりました。

そして、食事の内容を調べたところ、アフリカの農民は食物繊維を
たっぷり(60~80g) とっていることがわかりました。
このバーキット博士の研究から、食物繊維の摂取が便秘の改善に効果が
あることがわかったのです。

さらに博士は、これほど長時間、便が大腸にあると、便は腸内で悪玉菌によって腐敗し
発がん物質や人体に有害な物質を大量に発生させ、さらに発がん促進物質の
二次胆汁酸が長く大腸にとどまることが発がんの原因ではないかとし
1979年「Don't forget fiber in your Diet」
邦題:食物繊維で現代病は予防できる 新時代の食事とは)を書きました。
この本は広く読まれました。
発がん性のメカニズムに関しては諸説ありますが、
何よりこの本では、それまで
「なんの栄養もない、カスみたいなもの」
と思われていた食物繊維にスポットライトが当たり、その役割を広く認知させたことに
重要な意義があります。



 

投稿者 藤家クリニック

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